大阪・泉佐野市の千代松大耕(ひろやす)市長は6月27日、
犬のふんの放置が市内の環境を悪化させているとして、
その清掃等に充てる費用を賄う財源として
「犬税」(仮称)dog
創設の検討を明らかにしましたcoldsweats01
早ければ2年後にも条例を制定する方針だそうです。

泉佐野市では平成18年に環境美化推進条例を制定して、
ペットのふんの放置やたばこの吸殻のポイ捨てを禁止。
今年1月からは違反した者には1000円の過料を課すことにしていましたが、
実際の徴収例はなく、アナウンス効果も上がっていないとのこと。

こうしたことから千代松市長は、美しいまちづくりを進めるために、
今後の2年間でマナーが改善されない場合は「犬税」を創設すると
市議会に説明しました。

犬税はかつて戦後の一時期に地方税として存在。
ミシン税、広告税、荷車税などとともに課税されていました。
総務省によると、犬の飼い主への課税は
昭和30年には2686自治体が実施していたそうですが
その後、なくなっていました。
今回、再び脚光を浴びたかたちになりました。

現在、泉佐野市に登録されている犬は5400匹あまり。
狂犬病ワクチンの予防接種の際、同時に徴収する方法などを
検討しているらしいですが、
課税標準や税額がどうなるかはまだ明らかではないようです。

ヨーロッパではドイツが犬税で有名です。
例えばベルリンでは1頭目が120ユーロ(約12,000円)/年、
2頭目以降1頭につき180ユーロ(約18,000円)/年です。

さてさて、泉佐野市ではいかに・・・・・coldsweats01

投稿者: 水戸聖子税理士事務所